先回に関連して、甘いものと肝臓にまつわるお話です。
甘いものを食べ過ぎると、
肝臓が仕事のペースを乱し、脂肪をたくさん作っちゃって、瘦せている人でもメタボになるし、疲れやすくなるし、体臭もヤバいことになる、というお話をしました。
肝臓が疲れてくるとメタボの心配だけでなく、ココロにも影響が出てきます。
そして、「春」という季節も関係が深い。
新生活が始まったり、暖かくなって外に出る機会が増え、新しいことにココロが影響を受ける時期です。
イライラしたり不安な気持ちが、ついついお菓子に手を伸ばさせる・・・
砂糖が脂肪を大量生産。
体重が気になり、それがココロのモヤモヤになってストレスが溜まるぅ~~~。
そして、怒りっぽくなる。
生理がツラくなる。
この、負のスパイラル、私にも心当たりがあります。
陰陽五行説で
春は「肝」に相当し、
肝は、「怒り」の感情とも密接に関わりがあります。
この時期は、気持ちの面で影響を受けやすくなり、
血流に関する不調も現れやすくなります。
東洋医学的な考え方である五行の「肝・心・脾・肺・腎」は、
私たちが慣れ親しんでいる、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓と
そのまま置き換えてしまう事は難しいのですが、
東洋と西洋相互に考えを補える部分があります。
東洋医学的に「肝」(かん)の不調として、
●イライラ
●情緒不安定(心配が増える)
●生理の不調(男性の不調)
●むくみ
●冷え
などの症状が現れやすくなります。
イライラ度チェック
血行を良くするツボで、太衝(たいしょう)というツボがありますが、
ココを押して、痛みがあれば、ストレス、溜まってますよ。
●太衝の場所
足の甲の親指と人差し指の間を、
足首に向かって辿ってていくと、骨に当たって止まるくぼみの部分
下図の①
痛かった人は、上の図の②大敦(だいとん)を刺激してみましょう。
イライラ、ダル重い疲れに良いとされます。
●大敦の場所
足の親指の爪の生え際、人差し指側
左右両方の足で行いましょう。
ツボ刺激も良い対処法ですが、
体を動かして、肝臓にため込まれたエネルギーを消費するのが、一番効果的です。
体を動かすことは、ストレス発散にも効果大!
筋肉○操してみますか?
私は、1回分でリタイヤしました。
次第に暖かくなってきたこの頃。
陰から陽へ
静から動へ
移っていく季節です。
不調が表面化してくる時期でもあると知っていれば、対処もできやすくなります。
少しずつココロとカラダを「静から動へ」移してモヤモヤ不調を撃退しましょう!