ウンチは、どのくらいの量が目安なの?

知ってるようで、知らなくないですか?
こんなに身近なのに!

ウンチの元は、日々の食べ物ですね。
(飲食中の方には申し訳ありません)

栄養を吸収した後の残り滓
腸内細菌の死骸
水分(便のほどんどが水分)
などが不要なものとして
体の外に出てきます。

 

では。
タイトルの答えは、

(見た目)Mサイズの鶏卵で約3個分
重さにすると約150g

う~ん…
分かるような、分からないような。
ウンチ、量りたくないし・・・

 

じゃあ、どのくらい食べると
そんな量の排泄が得られるのかを
考えたほうがいいよね!ってことで。

 

食べたものの栄養は、
小腸から吸収されます。

食べ物に、その他の腸の器官からの
消化液(酵素など)が混ざって
やっと、体の栄養になる状態になって
小腸で吸収されます。

水分も8割がた小腸で吸収されます。

吸収できる栄養を吸収した後、
吸収できない食物繊維などが
大便として排出されます。

食物繊維は、吸収できないのに何故大切なのか?

あれ?
食物繊維は、吸収できないの?
では、なぜ積極的に食べましょうと言われるのでしょう。

食物繊維のはたらきは、
「便の体積を増やす材料となるとともに、大腸内の環境を改善する腸内細菌に利用され、これらの菌を増やすことが明らかとなっています。」
また、「コレステロールから作られる胆汁酸の体外(便中)への排泄を促進し、血中コレステロール値を下げます。また食後の糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑える作用があるためです。」
(※厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」より)

お腹の調子を整えるだけではなく
血液の質を上げるにも、一役買うのね。

 

では、本題。

どのくらい食べればいいの?

冒頭にも書きましたが、
「食物繊維の必要量は「一日に一回、規則的に排便がある」ことがひとつの目安」で、
そして、「この状態である人の排便量は、一日に約150g(見た目ではMサイズの鶏卵で約3個分)であることがわかっています。」
(※同上参考)

っていうくらいの排泄が出来るために大切なのが
食物繊維です。

嵩増しに使われるんですね~。

 

70年ほど前の日本人は、
食物繊維の豊富な
穀類・いも類・豆類などを
食事で良く食べていたので、
1日あたり20g以上の食物繊維を摂れていたそうです。

しかし、現在は14gくらい。

結構減ってます。

 

食物繊維なら何でもいいというわけでもありません。
お豆食べ過ぎると、太っちゃうしね。

 

食物繊維とは、人の消化酵素で消化できない食品成分の総称*1です。

腸内細菌に必要なものや
便通に必要な物など
さまざまなものをひっくるめて指しています。

 

と、いうことは、
いろんな種類の食物繊維を摂ろうね
ということですね。

多く広くいろんな栄養を効率よく摂れるのは、
やはり、日々のお食事です。

肉、魚、野菜をバランスよく。
野菜は、葉物、緑黄色、根菜などなど
種類が豊富なので
バリエーション豊かに摂りたいですね。

 

(*1)「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。

食物繊維 食事のバランス

消化→吸収→排出までの時間は
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