時に辛くなる、アルコール消毒

脳でもアルコールが分解されている…かも

 

リンパ浮腫治療用の包帯類は、直接お肌に触れます。

その安全性と環境への優しさ
洗剤残りによる皮膚への影響などの心配の少ない
海へ…Step
に変更しました。

それまで使用していた竹由来の洗剤と
安全性や環境への優しさは変わらず、
つけ置き要らずで、すすぎの回数も少なくていい。
どころか、すすぎ0回でもOK!な洗剤です。

 

海へ

 

併せて、衣類の菌の繁殖を防ぐ
「海へ…ビフォー・アフター剤」も導入の導入も検討。
そこで、面白いことを知りました。

”アルコールで何度も手を拭いていると、
皮脂が奪われカサカサになり、
ハンドクリームのお世話にならなければなりません。
また、日本人はアルコール分解酵素を
持たないひとも多く、子どもであれば
誰かが近くで使っても吐気をもよおす場合もあります。”
(がんこ本舗 ビフォー・アフター剤 商品概要ページから抜粋*1)

アルコールが、
皮ふや呼吸で吸収される可能性があるということが
意識できていなかったー!

アルコールは、
脳を守る血液脳関門という仕組みを通過出来ますが、
肝臓で分解され無害な状態に代謝されます。

なのに手指消毒で反応するってことは、
どこかにも何かしら影響があるのかしら?と
ちょこっと調べてみました。
ちょこっとだけね。

 

アルコール分解とその耐性について

飲食としてのアルコールは、消化を受けることなく吸収され、
20%が胃から、残りが小腸から吸収されます。

また、空腹時に飲酒をすると、
アルコールが胃を素通りして小腸に流れ込むので、
アルコールの吸収が速くなります。

 

その代謝過程は、
まずアルコール脱水素酵素(ADH)により
有害なアセトアルデヒドに分解されます。

そして、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)で
無害な酢酸に分解され
さらに体中を移動する中で
最終的には炭酸ガスと水になります。
(厚生労働省 e-ヘルスネット アルコールの吸収と分解*2 参照)

 

お手洗いが近くなるのは、このためですね。

 

そしてお酒の強い、弱いは、
ALDH2型酵素の活性遺伝子の型によって決まると言われています。

日本人を含むモンゴロイド(蒙古系人種)に属する
人種は一定の割合でお酒にあまり強くない人がいると言われています。
モンゴロイド:中国、朝鮮半島、日本、東南アジア地方の人種
(国土交通省 飲酒に関する基礎教育資料*3 参照)

 

すぐに酔ってしまう人とかなり飲んでもビクともしない人がいます。
これは脳のアルコールに対する感受性の違いによるものです。
飲酒を続けると酒に強くなります。
多くは脳の神経細胞が機能変化を起こし、感受性が下がることで説明されています。
(厚生労働省 e-ヘルスネット アルコールの吸収と分解 参照)

そして、分解産物である酢酸が、
血液脳関門を突破し脳の神経の働きを妨げるから
気持ち悪くなったり、ろれつが回らなくなったりする
と言われていました。

が、脳でも直接アセトアルデヒドを分解し
酢酸に変化させている可能性があるそうです。

 

脳でも分解される・・・?

このことは、
お酒は肝臓だけでなく「脳」でも直接代謝されていた*4
という記事に書かれていますが、
2021年3月22日に発表された論文*5
(Brain ethanol metabolism by astrocytic ALDH2 drives the behavioural effects of ethanol intoxication)で
小脳のアストロサイトと呼ばれるところに
アルコール分解酵素であるALDH2が発現していることが分かったそうです。

マウスを使った研究では、
マウスの脳からALDH2を除去した状態でアルコール摂取をさせると、
運動障害が起こらずまた、マウスの肝臓からALDH2を除去しても、
脳内の酢酸レベルが変化しないことも確認されたとのこと。

 

”つまり飲酒によって引き起こされる運動障害の原因物質である「酢酸」は、
肝臓ではなく、脳内で直接生成されていた可能性が高いのです。この場合、
アルコール代謝は肝臓だけでなく、脳自体もおこなっていると考えることができます。”
(お酒は肝臓だけでなく「脳」でも直接代謝されていた)

 

わおー。
血液脳関門という仕組みは、大切な脳を守るためにあるのに、
アルコール、カフェイン、ニコチンなどは通過するって
勉強した時には、恐いなーくらいにしか思ってなかったけれど
直接アルコールが脳でも分解されてるかもなら
影響は速く出るのかもしれないですね。

 

呼吸や皮膚からの吸収の影響はあるのか

結論から言うと、ちょこちょこっと調べただけでは、
明確な答えにはたどり着けなかったのです。
ごめんなさい。
アルコールに過敏な人は、注意が必要なことは分かりました。
(そんなに深い内容とは思いませんでした。またの機会に出直します)

・呼吸(経肺吸収)
吸う時には、アルコールが霧状になって舞うため
その吸気内の濃度は比例して高くなります。
アルコール手指消毒を使用して
10~15分後には、呼気から検出されることはない
という実験*6があります。

消毒液の注意書きに「(エタノールの)蒸気に大量または繰り返しさらされた場合、
粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがある」との記載があるので、アルコール蒸気を吸い込みやすい環境の場合では影響は大きい可能性が考えられます。

・皮膚(経皮吸収)
手に傷がある場合などを除いて、健康な皮膚からアルコールが吸収されるという記述は見つけられませんでした。
ただ、”アルコール過敏症の人は経皮吸収される量がわずかであっても、アルコールに反応する場合があります。”日本食品洗浄剤衛生協会 食品衛生に大活躍! アルコール製剤 - その2 – 指定医薬部外品
ということと、アルコール消毒を繰り返し使用していると乾燥による手荒れは起こりやすくなるため、極々小さな手荒れキズからアルコールが直接体内に入る可能性は大いにあり得るため何らかの影響を受ける人はいらっしゃると思われます。

これから肌荒れの季節。
そろそろハンドケアを取り入れようと思います。

 

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<参考資料>
*1 がんこ本舗 ビフォー・アフター剤 商品概要
http://www.gankohompo.com/products/laundry/07/
*2 厚生労働省 e-ヘルスネット アルコールの吸収と分解
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html
*3 国土交通省 飲酒に関する基礎教育資料
https://www.mlit.go.jp/common/001314049.pdf
*4 お酒は肝臓だけでなく「脳」でも直接代謝されていた
https://nazology.net/archives/85653
*5 Brain ethanol metabolism by astrocytic ALDH2 drives the behavioural effects of ethanol intoxication
https://www.nature.com/articles/s42255-021-00357-z
*6 https://www.yoshida-pharm.com/2013/rv_1803_03/