むくみとはリンパとは 養生と時間

むくみとはリンパとは 養生と時間

 

 

育てる養生力

養生する力があるから体質が変わりますが、体質の改善には「時間」も必要になってきます。

例えば、疲労の回復を考えてみます。もともとの精の強さ弱さによって疲労からの回復にも差が生まれます。元々疲れやすい特性があるのならその「弱い部分」を補強しないと疲労の輪をずっと歩くことになります。施術を受けて「治った」と思っても少しすると元に戻ります。これは回復する力が少ないから起こることで、体の仕組みの上では自然のことです。

一回の施術の後は2~3日後に良好状態のピークを迎え、2~4週間ほどで元の体調に戻っていくとされています。自己治癒力が充実している場合はこの期間は長く、減っている時は短くなります。

慢性症状の場合、その痛みや炎症にずっと対応してきたことで治癒力は下がっています。毎日を生活することに精一杯で回復にまで力を回すことができず短時間での治癒は却って負担をかけます。

治癒力が充実してくると少し休めば元気に戻れる状態に変わっていき、養生の力が育ってきていると感じられるようになってきます。

 

気の巡るからだへ変わる・体質改善
体質改善  私たちに備わる自己治癒力のおかげで傷や肌荒れが治ります。この力は疲労や加齢、ストレス等によって残念ながら減っていきます。学生時代は傷やニキビは綺麗に治っていたのに近頃は痕が残るようになった、それは治癒力の低下が原因です。 自己治...

 

 

 

 

むくみと循環とドレナージ

むくみは回収しきれずに体に溜まった老廃物の混ざった水分です。
本来は、体の外に排出されるものです。この不要な水分はリンパ管と静脈によって自然と体の外に出される仕組みですが、様々な要因で回収しきれずに体内に残ることがあります。これがむくみの正体です。身体で使用済みとなった老廃物はむくみに含まれ体に留まればドクになります。

 

リンパは、美容だけではなく日々の健康を守る大切な器官であり、血液を運ぶ血管とともに循環を担います。
全身に張り巡らされているリンパ管。リンパ液を運ぶリンパ管と脾臓などと共にリンパ循環と呼ばれます。リンパ循環の大きな役目は、リンパ節が濾したウィルスなどの死骸などと使われなくなった体の老廃物を運び、余分な水分や栄養素を運ぶ、免疫と運搬です。

対して、同様に張り巡らされている血管は、血液循環とも呼ばれその役割は新しい栄養素や酸素、水分を体中に届けて使い終わったものを回収してくることです。血管が回収できないものを運ぶ役割をリンパ管が担っています。

リンパ管が運ぶものは、体に残っていると硬くなったり免疫に悪さをするなどの問題があるものが含まれるのでマッサージや圧迫で残らない工夫をすることが、健康を守ることにつながります。

 

ドレナージとは、排出する技術です。リンパ液の流れの促進と溜まったリンパ液・むくみをリンパ管内に誘導することです。

流れの速度を血液の流れと比較すると、リンパ液が体を一周するまでにかかる時間は約12時間(ただし部位によって異なり8時間~24時間と幅が大きい)掛かります。血液は40~60秒なので非常にゆっくりです。

また、血液は主に心臓の拍動によって流れる心臓ポンプがありますが、リンパ輸送にはポンプがありません。代わりに筋肉の収縮や静脈の拍動に助けられて運ばれています。流れを良くするドレナージは、リンパ液の流れを15~20倍に高めることができます。

身体で使用済みとなった老廃物はむくみに含まれ、回収されずに体に留まり続けるとドクになります。皮膚表面近くに「今」溜まっている水分をリンパ管の中に入れてあげることが、むくみの回収です。リンパ液を回収しやすいようにリンパ管に誘導する技術がドレナージです。リンパ液はスッと皮膚をなでるような圧でも流れるので、柔らかくふわふわな感触ですが効果的な圧加減です。

 

 

 

むくみが溜まると

踵や肘・膝、ひざ下のカサカサ、手足の冷え・重だるさは、ありますか?

むくみ・リンパ浮腫では、皮膚トラブルが起こりやすくなります。

リンパ液の流れが低下すると体に不要なものがとどこおりやすくなります。老廃物が溜まったリンパ液がむくみになると、新しい栄養分が肌に届きにくくお肌の新陳代謝が下がり乾燥肌などのトラブルの原因に。また、余分な水分が貯留しているので、冷えや重だるさの原因にもなります。

保湿力が下がり皮膚が乾燥すると体の外からやってくる細菌やウィルスが皮膚の隙間から体内に入りやすい状態になります。皮膚感染症のトラブルを避ける目的でスキンケアは大切です。

そして、リンパ液が過剰に溜まることを抑えるためにリンパ浮腫の治療に圧迫療法が用いられます。

圧迫を適切に行われないと、治療効果が損なわれるだけでなくむくみの悪化になります。弾性着衣を用いる場合は、専門のセラピストあるいは医療機関でご自分に合った着衣を見つけることとその着用方法を知ることが大切です。

適切な圧で圧迫された状態で、関節を動かすと筋肉のポンプでリンパ液の流れが促進されます。日ごろからリンパ液を溜めない目的でも弾性着衣の役割はとても大きいのです。

 

 

病気だけでなく一般的にも悩む方の多い「むくみ」の改善に、リンパマッサージメニューや日ごろから使える循環改善のアイテムを用意しております。