東洋医学まめちしき
陰陽五行編
陰陽五行(おんみょうごぎょう・いんようごぎょう)という言葉をご存知でしょうか?
東洋医学では、診断や治療法の導きの基礎の1つです。
陰陽は、光と影、天と地、外と内のように
2つの対立しながらも依存し合う要素の関係
あるいは、1つのものの中にある相互関係を意味し「陰陽学説」と呼ばれます。
陰陽は常に移ろい変化しています。
例えば、日が昇り沈めば、夜が来ます。
日中=陽、夜=陰と分けます。
日が傾き夜になっていくように、
『陽』はだんだんと『陰』に移り、
夜は次第に明けて『陰』はゆっくり『陽』を迎えます。
この移り変わりを「消長」或いは「転化」といいます。
消長は、互いの力関係に基づいて変化していること
転化は、ある一定の段階に達すると他方へ転じること
です。
五行は、木・火・土・金・水の5つの要素で
世界=宇宙が成り立っているという考え方です。
地球は宇宙の一部ですね。
宇宙には地球が存在し、地球に人間が生きています。
そして宇宙も大きくは自然です。
自然を大宇宙とすると相対的に人間は小宇宙と捉えられます。
すると、私たちの体の中にも五行が存在し、
個人ごとが五行要素のいずれかでもある、と考えられます。
ミクロかマクロかみたいなお話になりましたが、
私やあなた、それぞれが木や水の要素を持ちます。
(私=木の要素 あなた=水の要素)
これは、大宇宙の一員として。
そして、体の中に五行を持っているのです。
(私という一個体の中に木・火・土・金・水がある)
人間は、小宇宙だから。
ざっくりと陰陽と五行についてでした。