今回は、[肩こり、首こり]について。
姿勢が悪いだけ?
勉強やスマートフォン、パソコン作業などで、肩や首がツライ・・・
こり症状は、筋肉の酸欠症状によるものですが、それは、本当に姿勢によるものだけでしょうか。
肩こりの機序については、こちらの記事で簡単に書いています。
肩こりを感じる原因には、他にも循環器障害や心疾患、内臓疾患、冷えからくるものもあります。
そして、性格によるものもあります。
緊張しがち
周囲に配慮をする
落ち着けない
気が小さい
神経質
頑固で融通性に欠ける
上記に上げたものは、ご自身で分かっているものもあれば気が付けていないものもあるでしょう。
または、その気づきが浅いなんてことも。
共通することは、気持ちがずっと緊張して、”身を硬くしている状態である”ことです。
頑固は違うのでは?実は頑固な性格は、ゆっくりじわじわと心を硬くし、心とつながっている体も硬くします。
体が硬いと脳は、「今、戦いの最中だから緊張していなくては!」と備えます。
こんなサイクルになります。
体が緊張している→臨戦態勢(と脳は捉える)→危険に備えなきゃ!→交感神経の興奮状態が続く→続き過ぎて脳がマヒする→自律神経が乱れる→ずっと緊張している→筋肉は力が入りっぱなし・・・
おおまかにこのような流れで、安心できる場所にいても眠ってもなぜかコリが取れない循環にはまります。
交感神経が休まり、副交感神経が働いてリラックスモードに入ることで体も脳も休まりますから、ずっと緊張していては、疲れてしまいますね。
正体を知る
物理的に姿勢からもコリが生まれると同時に、性格的な面からもコリやすい地盤になっているなら、その性格の原因を知ればいい。
正体が分かると、「なんだ。そうだったのか。」と納得できますし、「さて、ではどう対処するかな。」と次を考えられるのが、人間の素晴らしいところです。
生来、血流に問題があるならそのような食事で備えれば良いですし、内臓に問題があるなら負担を掛けない食事や生活スタイルを徐々に取り入れればOK。冷えるならきつい下着を止める、首を冷やさないようにする、などですね。
行動しなければ結果は出ないけれど、行動するには原因が分からないと進めない。原因が分からないからどう対処すれば分からなくなりますが、対処方法が分かれば次の段階「行動」に進めます。
いろいろな対処方法を工夫するよう行動できるのが、人間の長所です。
仕方のないことかもしれないけれど、仕方がないで終わらせない。
お一人おひとりの原因を探り、その解決の糸口になる。五行療癒術がそのお役に立てるなら嬉しい限りです。