死ぬほど痛いのにいざアレが使えない

そろそろ梅雨。
関東は明日台風一号が接近する予報です。

梅雨の時期は、住環境もジメジメ湿度が高くなりますが、体の中も湿度が高くなります。

湿度が高いと汗をかきにくく、呼吸で発散する量も少なくなるので体内水分が増えるのです。
体内の水分が過剰な状態を”水太り”といいますが、こうなると、さまざまな不調を感じるようになります。

むくみや頻尿、くしゃみ・鼻水、下痢、頭痛やめまい、不眠など、あてはまる症状が多ければ”水太り”状態かもしれません。

 

水太りは腎臓にも負担を掛ける

”水太り”の影響で冷えた体は、血流や内臓の働きも悪くなります。そうすると体内の水分調整を行っている腎臓の機能も低下して、ますます体内の水分量が過剰になっていくという悪循環に陥ります。腎臓の機能が低下すると下半身が衰えやすくなり全身の老化が進んでしまうかも。

水って冷たいので、体が冷えやすくなります。
すると内臓や血流も悪くなりがちです。胃腸に負担が掛かって、胃もたれを感じやすくなります。

症状

さらに、体内の水分調整を行っている腎臓の機能も低下して、ますます体内の水分量が過剰になっていくという悪循環に陥ります。

腎臓の機能が低下すると下半身が衰えやすくなり全身の老化が進むことに。

腎臓は、若々しさや英気を養う大切な臓器です。老廃物を排出する、という機能があるからです。

腎臓を労わり、養生するということは健康に欠かせないだけでなく
将来病気になった時の治療の選択肢を維持する、将来の可能性を高めることにもつながります。

死ぬほど痛いのに耐えるしかない

「腎臓が悪いから鎮痛剤が使えない」と聞いたことはありますでしょうか?

老化による諸々のことで骨が折れてしまうことがあります。
転んで足や手首の骨を折ったり、寝たきりによる圧迫骨折だったり。

背骨の骨折で腰が痛いと訴えていた患者さんがいたが、腎臓機能が下がっているので鎮痛剤は使えないね、というドクターからの判断で鎮痛剤が処方されないこともあるのですよ、と看護師の方から伺いました。

日本腎臓病薬物療法学会では、【腎機能低下時に最も注意が必要な薬剤投与量一覧】というものをホームページに掲載されています。
https://www.jsnp.org/ckd/yakuzaitoyoryo.php

これをチラッと見てみると226種の薬の名前が書かれていました。
鎮痛剤だけでなく、消毒薬や抗感染症薬などもあります。

腎臓をヘルシーに保って
将来の治療の選択肢を狭めないために、未来の自分のために、より良い自分を生きていきたいと思います。