運気が良い・悪いって気になる時は、気にしてしまいますよね。
前回、元気な人は運気が良い。きっと金運もついてくる!ということをお話したのですが、
この「運気」って元々なんなんだろうなぁ、よく分かるような分からないような…と思いました。
運気を辞書で引いてみると
”自然界の現象に現れる人間の運勢。天地・人体を貫いて存在するとされた五運と六気。人間の脈にも現れるとして漢方医に重視された。” goo辞書より
「運勢」とあります。
それから、「五運と六気」。
これは東洋医学的な考え方の、気候や天気の性質を示しその変化が人に及ぼす影響のこと。
気象と人の健康と運勢に関係がありそうです。
五運とは、五行の運行(木→火→土→金→水と回る順序・循環)のことで、外気や物の性質を指す場合は、風・暑・湿・燥・寒のこととあります。また六気はこれに火を加えた風・暑・火・湿・燥・寒を示し、気象の場合は、五運は地中を六気は大気の気象のことです。
遠い昔、五行思想と天体から気象を予測していたような頃は、五運と六気天文学などを組み合わせて気象を予測していたそうです。
大雨の梅雨時期や猛暑の夏、大雪などが予測できれば、その年健康に過ごせるよう工夫しようよ、後々の病気の芽を生まないように過ごそうね、という知恵です。
例えば、湿度が高い夏と予想できれば、食中毒に気を付ける。また、汗を多くかくので、その後迎える秋・冬の乾燥で必要以上に体から水分が奪われないように夏のころから水分を補給を意識する。
これは、秋・冬の時期は肺、腎に関わりが大きく、乾燥はそれらの臓器に悪影響を与えるためです。
東洋医学では、秋は肺に気をつけなさい、なぜならば乾燥してくるころだから風邪を引きやすくなるよ。冬は腎に気をつけなさい、乾燥で水分が失われ、更に寒さが腎臓を傷つけるよ(弱らせるよ)といった具合です。
このように気象を読むことで健康に過ごす対策を取って病気にならないよう工夫していたんですね。
気象と健康が深く関係していることを四千年も前から分かっていた人間の叡智に感服します。
話を運気に戻しますと、運気って、気を運ぶと書きますね。
気は体の中で「巡るもの」ですべての基本とされています。
体の中心から末端へ、また上から下への方向で循環しているもので、気の流れが逆流すると「気逆」、気が足りないと「気虚」、気が滞ると「気滞」という症状になります。
気逆では、のぼせや動悸、吐き気、痛みや冷えとして現れます。
気虚は疲れ、冷え、消化器の不調、エネルギー不足。気滞は、胃のつまり感や精神の不安定感、げっぷ、イライラしやすいといった症状です。
運気は、循環の良さと捉えると健康であることとも考えられます。
病気になると働けなくなって、お金が稼げなくなる。食べられなくなる。
健康であれば、元気に働くことができて、お金を稼いでくることができる。家族みんなで楽しく過ごせる。幸せを感じられる。
運気は、気の運びつまり循環の良さ=健康であることとも考えられます。
病気になると働けなくなって、お金が稼げなくなる。食べられなくなる。
健康であれば、元気に働くことができて、お金を稼いでくることができる。家族みんなで楽しく過ごせる。幸せを感じられる。
そんなところから運気の善し悪しが運勢に紐づけられているのではないか、と感じました。
自然界の現象に現れる人間の運勢。近年気象はめまぐるしく変動し、私たちの気も変化が大きくなってきています。
自分は健康だから大丈夫、かもしれないけれど、ちょっとだけ体のこと心を配ってみてあげてください。
運気を上げるちょっとした体の使い方を前回→腎臓力は運気も変えるでお伝えしています。よかったら読んでみてくださいませ。